善常会リハビリテーション病院

善常会リハビリテーション病院

当院のリハビリテーション

Our rehabilitation

365日リハビリテーション

発症からできるだけ早く集中的なリハビリテーションを行うことが効果的とされていることから、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士によるリハビリテーションサービスを365日提供しています。(その方の状態やペースに合わせて休憩をとりながら一日に3時間のリハビリテーションを提供していきます。) 
 朝起きた時から寝る時までの生活上必要とされる動作で不自由な部分を改善していくことの全てがリハビリテーションになります。必要なことを必要な場所で行います。 
全床個室化している病室の環境をご自宅の状況に近づけて、ご自宅へ帰られても身の回りの事は可能な限りご自身でできるように、より実用的なリハビリテーションをその方のペースに合わせて行っていきます。 
さらにご自宅へ訪問させて頂き、環境を確認して、必要なプログラムを作成し実施します。 
必要であれば、家屋改修の提案や、福祉用具の提案も行いながら、できる限り自立した生活が送れるように計画を立てて、リハビリテーションを提供していきます。

1日3時間365日の高頻度リハビリテーション

早期から長時間リハビリテーションを実施することでより大きな回復が見込めます。
当院は最大1日3時間、365日のリハビリテーションを提供しています。 脳血管疾患の患者さまは平均でも毎日165分のリハビリテーションを実施しています。
土日祝はもちろん年末年始やお盆時期もリハビリテーションを実施し、最大限に機能回復を図り、早期退院を目指します。

目指すリハビリテーション

「限界突破」を合言葉に、潜在能力の限界を引き出すリハビリテーションの提供を目指しています。 
主に脳血管疾患(脳出血、脳梗塞)、運動器疾患(大腿骨頚部骨折、人工関節置換術後)の患者さまに対して、総勢80名のリハビリスタッフが365日のリハビリテーションを実施しています。

当院リハビリテーションの特長

最新の知見・機器を用いた高品質リハビリテーション

歩行ロボットのウェルウォーク、オルソボットや、上肢機能訓練ロボットのReoGo-J、機能的電気刺激装置(IVES、エスパージ、DRIVE、ES-530、L300)を最大限に活用し、潜在能力を限界まで引き出すこと目的にリハビリテーションを提供しています。

ウェルウォーク

ReoGo-J

オルソボット

バイタルスティム

L300Go

エスパージ

退院後の生活を見据えたリハビリテーション

病院内での生活の自立は通過点であり、退院後に安全で充実した生活をしてもらうことを目指しています。 
そのため入院中に患者さまと一緒に自宅内や自宅周辺の環境を確認する家庭訪問を実施し、入院中から退院後の生活を見据えたリハビリテーションを提供しています。 
毎年約350件の家庭訪問を実施しており、必要があれば入院中に何度でも訪問させていただいております。

退院後も支えるリハビリテーション

退院すると入院中には想定できなった課題が見つかることがあります。 
そのため入院中に関わったスタッフが週1回訪問し、課題克服のためのリハビリテーションを提供します。 
また必要があれば環境調整の提案や、介助伝達も行わせていただきます。

専門職によるリハビリテーション

当院では、理学療法士、作業療法士、言語聴覚療法士が在籍し、一人ひとりの症状に合わせた専門的なリハビリテーションを実施しております。

チームアプローチについて

チームアプローチとは

患者さまやご家族の希望や目標が達成できるよう、医師、看護師、介護士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、相談員、管理栄養士、薬剤師等の専門職が専門性を発揮し、協働しながら入院前から退院後も含めサポートします。

私たちのチームアプローチ

私たちの病院では、限界突破を合言葉に患者さまの潜在能力の限界を引き出すリハビリテーションの提供を目指しています。 
私たちのチームアプローチとして以下の特色があります。

管理栄養士の連携

私たちは栄養の改善がリハビリテーションの効果を引き上げると考えます。 
入院日されたその日から患者さま一人ひとりに合ったお食事の提供や栄養管理・栄養指導を行っています。 

多職種連携による細かなケア

私たちは、職種間での密な連携が患者さまの細かなケアを実現すると考えます。 
そのために、必要に応じてカンファレンスを行い情報共有に努めています。

リハビリテーションケア

患者さまの身体的・精神的・社会的な回復を支援し、医師やリハビリスタッフと看護・介護スタッフが密に連携しながら、一人ひとりに適したケアを提供します。
リハビリテーションの成果を最大化するために、その回復過程全体を見守り、精神的なサポートもします。

看護・介護

健康管理と状態観察

患者さまのバイタルサイン(血圧、脈拍、体温など)や病状を定期的にチェックし、回復過程での異常を早期に発見します。特に、リハビリテーション中は体調が変動することも多いため、患者さまの安全を確保するために重要な役割を果たします。

リハビリテーション支援

リハビリテーションプログラムに参加する患者さまが安全かつ効果的に訓練を受けられるよう支援します。例えば、患者さまが理学療法や作業療法を行う際に、移動のサポートや、適切な姿勢を維持する手助けをすることがあります。

心理的サポート

患者さまの心理状態にも気を配り、精神的なサポートを提供します。リハビリテーション中に感じる不安や焦り、落ち込みを軽減するためのコミュニケーションや励ましを通じて、患者さまがポジティブな気持ちで治療に取り組めるようサポートします。

家族への支援と指導

患者さまが退院後の生活をスムーズに送れるよう、在宅ケアや社会復帰に関するアドバイスや指導を行います。例えば、家庭での日常的なケアの方法や注意点、リハビリの継続方法などについて説明し、患者さまとご家族が自信を持って退院後の生活を迎えられるよう支援します。

日常生活のサポート

患者さまが自立した生活を取り戻すために、食事、排泄、入浴、着替えなどの日常生活動作(ADL)の支援を行います。特にリハビリテーションの初期段階では、これらの支援が必要となることが多いです。

転倒や事故の予防

患者さまの移動をサポートする際に、転倒や事故が起きないように注意深く見守ります。リハビリテーション中は身体的な制限があるため、適切な援助と環境整備が必要です。

リハビリテーション機器について

ウェルウォーク 
(リハビリテーション支援ロボット)

脳卒中などによる下肢麻痺のリハビリテーション支援を目的としたロボットです。

ReoGo-J 
(上肢用ロボット型運動訓練装置)

脳卒中などの患者さまの、肩・肘の関節癒着・拘縮の予防、および麻痺改善のリハビリテーションを支援する装置です。

L300 
(機能的電気刺激装置)

歩行に合わせて腓骨神経を電気刺激することで足関節の背屈を補助し、中枢神経障がいによる下垂足・尖足患者さまの歩行を支援する装置です。

IVES 
(随意運動介助型電気刺激装置)

脳卒中などの患者さまの運動麻痺や筋力低下などで、動きにくくなった手・足の運動をサポートするリハビリ支援装置です。

NESS H200 
(手の装具一体型電気刺激装置)

脳卒中や脊髄損傷の患者さまの運動麻痺や筋力低下などで、動かしにくくなった手・指の運動をサポートするリハビリ装置です。

エスパージ
 (低周波治療器)

疼痛軽減、筋力強化、治療促進を目的とした低周波治療器で鎮痛・治癒促進を行い、リハビリのサポートを行う治療機です。

免荷式リフト
POPO 

転倒するリスクを軽減しながら歩行訓練を行える、リハビリ支援機器です。

UST-770 
(超音波治療機)

超音波の振動により筋肉、靭帯などの損傷した軟部組織の鎮痛効果や、骨折後の仮骨の形成を促進させる治療機です。

ES-530 
(総合刺激装置)

筋肉、靭帯、神経に対する鎮痛効果がある立体動態波や、様々なモードで浮腫の軽減、関節可動域の拡大、筋力強化を促す治療機です。

アームサポート「momo」

上肢の筋力低下や運動麻痺のある暮らしをサポートします。腕の重みを支え、左右にスムーズに腕を動かせるようにしたり、肘を曲げやすく補助してくれます。

オルソボット 

オルソボットは、歩行障害を抱える方にとって新たな希望となるロボット装具です。膝関節の制御に特化し、正しい歩行パターンの再学習を支援することで、歩行速度やエネルギー効率の向上が期待されます。

ADLシミュレーター 

洗い場での移動、浴槽への出入りや立ち座りの動作練習や評価はもちろん、最適な浴槽エプロンの高さや手すり位置を事前にシミュレーションできます。

VitalStim Plus

VitalStim Plusは、神経筋電気刺激(NMES)を用いて嚥下機能を改善する治療機器です。筋肉に電気刺激を与え、嚥下に関与する筋肉を強化し、誤嚥や嚥下困難の改善をサポートします。特に神経疾患患者に効果的です。